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002.新穴あき病 [魚の病気]

去年の夏にネットオークションで買った沖縄産タイワンキンギョ。
買って3日後に産卵し、200匹近くのブリードに成功。その後8ヶ月間の飼育で、ほとんどが親と区別がつかないくらいの成魚へと成長し、このブリードは成功だと実感した矢先の出来事。
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相次いで鱗がめくれ、穴が開き、毎日何匹も何匹も死にだした。基本的な薬浴はもちろんのこと、ミノマイシン、メトロニダゾールと人間の治療薬でも薬浴、経口投与してみたが、信じられない勢いで死に続け、とうとう全滅してしまった。 症状から察するにエロモナスによる穴あき病。 しかし、一般的にエロモナスの症状では他魚には感染しない(抵抗力の落ちている場合を除いて)という面でも少し違った。感染しまくったのである。

錦鯉業界では、最近、治療法が見つかっていない「新穴あき病」が流行している。グッピーやグラミーにも症例があることから、今回は「新穴あき病」の可能性が高いと思っている。新穴あき病の治療には、東洋医学的な治療で「南天の葉っぱ」を干し、煎じて 煮汁を薬として薬浴し、完治したと言う報告があるが、これは体力のある大きな鯉の話。小さな体の熱帯魚には有効な方法ではないのだろうか!? 嫁が一か八かのカケで南天浴を試してみたが結果は・・・。200匹以上いた子供たちも、親も助けることができなかった。

上でも少し触れたがエロモナスに関する研究&治療の歴史は深く、過去にも同じように薬が効かないエロモナスが出現した。以前はテラマイシンで治療していたのだが、アメリカで耐性菌が発見され、それが効かなくなり、代わりにオキソリン酸(パラザンD)が使われるようになり効果を発揮してきた。しかし、またオキソリン酸にも耐性をもったエロモナスが現れた。新穴あき病の研究は進んでいるようだが、現時点では治療薬がないのが現状のようだ。

人間界でも絶滅したと思われていた結核の耐性菌による新しい結核が流行しつつあるようだが、これと同じなんだと思う。医学は日進月歩と言われ、いろいろな薬が開発されているが、その反面、確実に治癒できるとされていた病気の耐性菌によって逆襲されてるように思うのは俺だけであろうか?
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