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081.プラジ投薬 [魚の病気]

また投薬してしまいました。プラジカンテル。(^^ゞ
昨年の夏にダクチロギルス症に侵され、呼吸困難から体調不良を招き3匹を拒食に近い状態に追い込んでしまった。 現在では復調して普通に餌を食べ、元気なことは元気なんだけど、そのうち1匹がまたエラを開きぎみで他のディスカスも流木や産卵筒にエラを擦り付ける兆候があるので、予防&軽度エラ病の治療って意味合いで投薬することにした。




Photo:プラジカンテル(ドロンシット剤)をすり鉢で磨り潰し水槽に投薬直後
       初めはこのように白く濁るが次の日には透明になる。 
       不思議なことに、プラジを入れて次の日には恐ろしいほど水が透明になる。
       麦飯石のコンディショナーを入れた時のように・・・・・。

一度エラ吸虫に侵された仔は治癒した後も度々エラに問題があるような仕草をみせることが多い。軽症の時に治療していれば、このようなことはないのだろうけど、我が家の場合は重症化した後の治療だったので、エラそのものに完治しないキズを残してしまったのかも知れない!? ただ、息苦しい症状を見せるのは硝酸塩濃度があがった時やストレスを感じた時だけなので、通常は水換えや環境を改善すれば元に戻るのだけど、今回はちょっとダクチロっぽい感じがするし、春先の水質や気候が不安定な時期でもあるので、とりあえず投薬したのだけど・・・。

話しはちょっと変わって、今日聞いてもらいたいのはプラジカンテルによるパラサイトフリーのディスカスについて思うこと。 ゲーベル氏の実験施設ではパラサイトフリーのディスカスがいつも「寄生虫の侵害を受けることなくヌクヌクと生活している」と雑誌でよく拝見する。 でも、彼のような完璧な実験施設を作り、実践することが我々一般のディスカス愛好家に可能なのだろうか? そもそもダクチロギルスの進入経路は餌であったり新魚導入であったり、水であったりと定かではない。その定かではない経路を特定することもないまま、彼の駆虫マニュアルに沿ってライフサイクルを計算した駆虫を行ったとしても、ターゲットの成長過程自体不明確なのに、完全に永久的に水槽から排除することが可能なんだろうか? バイオハザードレベルの実験施設で餌も水も完全な駆虫をした後に与えるのであれば可能かもしれないが、それ以外では「パラサイトフリー」にするのは難しいのではなかろうか? 

そう考えるとプラジの効果は一瞬(数日~数週間単位)でしかないのだけど、例えそれでも俺は十分な成果があって素晴らしいことだと思う。 そもそも宿主と寄生虫の関係は切っても切れない腐れ縁で、宿主にストレスや体調不良がなければ大きな問題は発生しない。 最悪、発症したとしても、プラジのように一時的にでも食い止め、駆虫することが出来れば、その沈静化してる間に健康状態を復調させ、再度感染してもそれに打ち勝つ体力さえ取り戻すことが出来ればいいのだから・・・。

結局、何が言いたいかと言うと、完全に駆虫&予防して「寄生虫がいない水槽」を作るのも「寄生虫がいても発症しないディスカス」を作るもの結果的には同じことではないだろうか? 寄生虫がいたらいたで、何らかの問題があった時に適切に処置できればそれでいいことだし、完璧な設備は一般人にはマネできないことなんだから、それを正しい答えだと思う必要もないんじゃないだろうか???


=ダクチロギルス=

日本国内では十数種(14種だったかな?)のダクチロギルスの仲間が存在すると言われています。駆虫にはプラジカンテルを初めとして、ホルマリンやトリクロルホン(マテゾンなど)、過マンガン酸カリウム、海外ではフルベンダゾール、イミダゾールなどが使用されるようですが、ダクチロギルスの種類によって薬品に対しての感受性の違うので確実に全ての吸虫を駆虫できる駆虫薬はないのかもしれないけど、比較的安全でターゲットが広いのは今回も紹介させてもらったプラジカンテルだと思います。
この虫の最大の特徴は最終宿主から最終宿主に感染するので、エラに付き、卵を水槽内にばら撒き、孵化したものが浮遊して水と一緒に口→エラへと寄生するものなので、水槽に魚がいれば永久的にこのライフサイクルを繰り返します。 だから完全駆虫がもっとも難しい厄介な寄生虫の1つ。

また同じような症状を引き起こすものとして、ギロダクチルス(胎生)という吸虫も存在するが、これは主に低水温時に発生する吸虫なので、ディスカスや熱帯魚での寄生、発症は少ないと思います。

=今回の処方=
前回同様 250mg/100L で5日間の薬浴予定。(ドロンシット錠を使用)
水質の悪化を考えると毎日水飼えして薬剤を入れ替えたいところだけど、1回あたり3000~4000円の薬なので、魚たちにも少しはガマンしてもらおう! 



コメント(8) 
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コメント 8

dai8682

おぉ、なんというタイミング!フラジカンテルについてC'ZONEの過去記事を読み直して
いたところだったのです(^^ゞ
我が家のディスカスも片えら閉じ状態や、時々えらを産卵塔擦り付ける仕草をする個体が
数匹いるので、エラ吸虫を駆除する方法を模索していたところでした^^

「完全に駆虫&予防して「寄生虫がいない水槽」を作るのも「寄生虫がいても発症しない
ディスカス」を作るもの結果的には同じことではないだろうか」

病気の元を取り除くことを前提とする西洋医学と、病気の元と共存を考える東洋医学との
違いに似ていますね!?
全く同感です。寄生虫や雑菌が皆無な環境は個人の飼育環境では実現は不可能なわけで、
それよりも寄生虫や雑菌と共存出来るような飼育方法を検討した方が、はるかに現実的
ではないでしょうか。
それと人間もそうですが、寄生虫や雑菌が全く無くなった環境では、逆に今までの生活が
できなくて、結局、別の病気になってしまうような気がします。
現状では、人間もディスカスも周りに寄生虫や雑菌がウヨウヨ居る環境で共存している
わけです。そこで病気になる者(魚)と、病気にならない者(魚)がいるということは、
結局、日々の何らかの不規則な生活より病原体に対する抵抗力が弱まり、寄生虫や雑菌の
進入を許し病気になる、と考えるのが自然なような気がします。
by dai8682 (2007-04-08 18:39) 

たかあき

実はdaiさんが寝静まった頃に、幽体離脱してお宅訪問してたのです!
オーラの泉でいつも江原さんがやってるように・・・・(^_-)

時期的なもんなんでしょうね? こういったエラや体調に変化があるのは。
カラムナリスもエラ吸虫も活動しやすい季節なので。
ヒーターで水温管理してるのに何で?って感じでしょうが、それが不思議と
この時期から梅雨明けまでは多いですね。 
水道局に叱られるかもしれないけど、水道が悪い気がします。
いくら高度浄化システムが設備されてても、何マイクロという細菌や寄生虫の
卵は多少処理されずに家庭へ流れてくるようです。

寄生虫と宿主となる生物との関係ですが、まさにおっしゃる通りだと思います。
嫁は寄生虫の専門家ですが、意見は同じで、寄生虫がいることで、免疫力が
向上したりするのも事実なようです。
また皆無の状態(無菌とか)では免疫が弱るし、耐性菌や耐性能力をもつ
寄生虫が現われてもおかしくないし。

今のやや調子の悪い個体がいる場合のウチでの回避パターンAは
PHを高くも低くもない6.5前後でキープします。これはカラムナリス対策を
考えた方法です。低すぎるとエラにはダメージがあります。
その上で、少し塩を入れます。エラ細胞を活性させ呼吸を整えると同時に
体の浸透圧を調整しやすくして、吸虫の侵入を少しでも鈍らせる意味でも。
そして水温を28度以上に上げます。これもカラムナリスの活動限界。
最後にプラジで吸虫を駆除します。

だいたい今まで試してみた結果としては2週間で回復します。
その後は夏までの間、C'ZONE的に言う乾季システムで維持し、水温が
30度に達する時期から雨季に切りかえるようにしてます。
by たかあき (2007-04-08 20:53) 

discupo

よし、ハダクリーン買ってこよッ!!ε=ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ テクテク
3万円~♪◇\(o・Q・o)/◇ モッテマセンデシター
(_´Д`) ダメダコリャ・・・

今年からどうも鰓がおかしい個体が多いんですよねー・・・
本気で購入考えようっと。
by discupo (2007-04-08 22:23) 

たかあき

あると便利だね! ハダクリーン。
ウチもストックしてるけど、今は人間様用のビルトリシドですわ~
でも、今回でそれも終わり、この駆虫を3クールしたら今度は
ハダクリーンです。

さすがに水産用だね。
量も個人での使用では当分不自由はなさそう。
でも、量を測るのに精密なハカリが必要だよね~
あれも高いんだな~ できれば0.1g単位で計るのが欲しいし。
by たかあき (2007-04-08 23:04) 

カール

やっぱり必要だなぁ~、プラジ(ハダグリーン?)
新潟は錦鯉が盛んなんで、それほど入手は困難じゃなさそうです。が、量が多すぎる!きっと全量使えないし、そんな大金すぐ出ないしねぇ~。
我が家には、ニトロメタゾール(言っていいのかな?)がありますが、あまり効かなかったな・・・あっポップアイには効いたけど、その仔は違う原因でその後お亡くなりになりました。
病気は避けて通れない道でしょうね、そこをどう楽しむか?どう、ディスカスと接するかが大事だと思っています。ディスカスは強い魚だし、かわいいしね(* ^ー゚)
by カール (2007-04-08 23:32) 

たかあき

量多いですよね~!? 何tの池で使うの?って量かもしれない。
主に経口投与で使うんだろうけど・・・。

みんなで分け合えるシステムも考えたんだけど、保管や発送のこととか・・・。
一応薬品であることからそれも難しいような・・・。
でも水産用だから薬事法にひっかからないのかな!?

どちらにしても、ここであげるだの何だのいうと怖い人が現われそうなので
ここまでにしておきましょう。(^^ゞ

ウチは購入するとき、処方箋書いたんじゃなかったかな!?
ハダクリーンは水産用だからいらないのかな!?
by たかあき (2007-04-08 23:51) 

タケオ@CiaoCiao

私もこの薬をあるショップから少量分けてもらい
試しました。
結果はすこぶる良好♪ですが
新魚を入れるとまた振り出しにもどりますね^^;

こういう意味でもトリートメントって大事だなぁ~って思います。
だってデッカイ水槽でまとめて薬浴するより
隔離した導入魚を集中的にトリートメントするほうが
コストや労力的にも楽ですものね。

でも鰓の病は本当にディスカス飼育者の
最大の悩みですね。
この薬でホビーストの重荷も少し軽くなれば
良いのですが・・・。
一般流通品に是非なって欲しいものですね。
by タケオ@CiaoCiao (2007-04-10 14:20) 

たかあき

エラ吸虫と駆虫・・・いたちごっこですよね!?
まぁ~エラ吸虫に限ったことではないけど、トリートメントしてても
なぜか突然また発症してしまう・・・。

ほんとにプラジは小分けして市販してくれれば有難い薬ですよね!?
でもやはり廃棄する時の問題もあるので簡単には行かないのかな!?
by たかあき (2007-04-10 16:47) 

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