So-net無料ブログ作成
検索選択

271.ククラータ救出 [水 草]

この2、3日でようやく冬らしい寒さになってきたかと思ったら今年もあと2週間で終わりらしいですよ! 皆さん知ってました? そりゃ~寒くなって当然ですよね~(^^ゞ ・・・ってことで、去年の越冬実験で1種だけ生き残れなかったサルビニア・ククラータを救出することにしました。でも全部救出するのは物理的に不可能!だって、1000株以上はありますし、面積にしたら2㎡はあるので・・・。とりあえず種を絶やさない程度で救出し、救出できなかったものは、池の肥料になってもらおうと思います。
330164818.jpg
・・・ってことで、ククラータから何の小ネタにつなげようかと水草水槽に浮かべたククラータを見ていると寒さで根が弱ってるんですよね~「これじゃ~当分水質浄化の役には立たないなぁ~」って思った瞬間頂きました。今日のネタは「浮き草の根」でいこうと!(^_-)-☆

皆さんご存知のように、浮き草(種を問わず)は浄化能力の高い植物で水中の硝酸やリンを積極的に吸収し、種によっては硝酸まで分解されるのを待たず亜硝酸やアンモニアのままでも吸収できる優れたものもあったりします。また、環境ホルモン(何の物質を指しているのか定かじゃありませんが)これらをも吸収してくれると言う実験結果もあり、まさに自然が生んだ水質浄化のスペシャリストと言っても過言ではありません。更に近年の研究では浮き草が有害物質を吸収する以外にも大きな役割を果たしていることが分かってきたのです。・・・ちょっと大げさにナレーションしてみました。(^^ゞ
220224152.jpg
そのもう一つの役割とは・・・。ずばり「根に沢山の微生物を住まわすことができる!」つまり、この浮き草の根が濾材になっているのです。 一つの実験データとして、山梨大学工学部土木環境工学科の森教授は田んぼや池によく浮いている浮き草(種名)を使い、その浮き草の根と微生物の数を調べたところ、あの小さな1つの浮き草の根に何と数千~数億もの微生物が生息しており、それらの微生物が植物が有機物を吸収するのとは別に濾過をしているという驚きの結果を発表したのです。

そしてそして、この浮き草の根に住んでいる微生物をもっと詳しく調べていくと更に驚く事実が表れました! それは「脱窒作用のあるバクテリア」が浮き草の根には住んでいる!っという事実。 これまでは浮き草を入れて硝酸塩値が下がる理由は「植物が硝酸塩を吸収しているから」っていう植物本来の働きであると考えられてきましたが、今回の同教授の研究では、植物本来の硝酸塩を吸収する能力以外に、浮き草の根にだけ住む特殊な脱窒作用のあるバクテリアが存在し、そのバクテリアが窒素ガスに戻す。つまり結果的に、この2つ(吸収&脱窒が)同時に行われるため浮き草は他の水草に比べて非常に効率よく有機物を分解するのだということが分かったのです。

また、この結果から他の浮き草(あらゆる種)の根と微生物(数と種類)を調べたところ、浮き草であれば、どれも同じような結果が得られることも分かってきました。浮き草であれば基本的に何でもこれらの効果がある!我々アクアリストにとっては非常にありがたくまた頼もしいですよね!
こうこともあり、我が家では浮き草をかなり積極的に使うようにしています。 水草水槽や小型水槽では濾過効率を上げるために多用しますし、増えすぎた浮き草は花壇に埋めたりすることで、吸収した窒素やリンを肥料として再利用することもできます。 まさにエコ?(^_-)-☆

ただデメリットもいくつかあって、食害する魚がいる水槽には使えませんし、増えすぎると水面を覆って下に光が届かない。水草水槽では致命傷ですね。(その辺は使い方次第で何とか) また大型魚やディスカス水槽では小さい浮き草だと十分な効果を発揮できませんので大型の浮き草が必要になります。オススメとしてディスカス水槽にはネグロウォーターファンなんて最高なんですが、数年前に絶やしてしまって今は使ってません・・・。(^^ゞ

各種報道で(大阪では特に)夏場の浮き草の大量発生が問題になっていて、若干悪者扱いされることもあるのですが、こういう事実を知った上で、正しい付き合い方をすれば、水陸問わず非常に役に立つ植物なのです。 上から見る姿も意外と可愛いですし(小さい浮き草であれば) またしっかりと伸びた根を観賞するのも結構趣がありますし、何より自然界ではどんな川でも確実にある植物なので、水質浄化と観賞を兼ねて皆さんの水槽に導入されることをおススメします。(^_-)
コメント(11) 
共通テーマ:ペット

コメント 11

阿波

まさに 私の目指す メンテフリーの
キーワードになりそうなネタですね(・∀・)ニヤニヤ

でも 熱帯魚屋で でっかい浮き草ってあんまり見たこと無いです・・・
写真の様に根が張ってる浮き草 って見た目にも自然観出て
欲しいですね・・・


by 阿波 (2009-12-16 10:39) 

たかあき

阿波さん

小型水槽で単数飼いならかなりメンテナンスフリーで行けるでしょうね~ 浮き草が適量入っていたら!! 夏場の1t水槽なんて濾過なしですが、それでも浮き草がどっさり入っているので水がいつでもかなり良い状態みたいですよ! 夏場の水温も浮き草が遮光するので適度な水温を保てますし! まぁ~溶存酸素量は低下するのでその辺は何かしら工夫がいると思いますけどね~

大型の浮き草・・・普通の熱帯魚屋にはあまりありませんよね~!? こうなるとスプライト系を代わりに使うかホテイアオイを使うかって感じで限られてきますが、ネグロウォーターファンがあれば雰囲気的にもかなりディスカスにマッチするんですけどね~
by たかあき (2009-12-16 12:38) 

海馬

たかあきさん
こんばんは。

今回も大変参考になるお話、ありがとうございます。
浮き草の役割は単に窒素同化で硝酸や亜硝酸・アンモニアを利用するだけと思っていましたが、脱窒素作用のバクテリアもいたとは驚きました。

二重の働きが期待できるということは浮き草も中々の優れものですね!
そういえば昔、ランチュウ水槽にホテイソウやキンギョソウを入れてました。
ホテイソウはすぐに増えるので困った経験がありました。

おっしゃるようにうちの近所の池でも水草の異常発生で、夏場それが腐って異臭を放っていたことがありました。
そういうことがあってか、いつしか水草を敬遠するようになっていましたが、今回の内容から考えさせられました。


by 海馬 (2009-12-16 22:42) 

たかあき

海馬さん

私が研究&発見したわけではないのですが、凄いでしょ?驚きでしょ?(^_-) 浮き草が生い茂る環境では、その根元の溶存酸素量も減るので、嫌気細菌が定着するから脱窒作用のある細菌も繁殖するのかと考えたのですが、どうもこれはちょっと違うようですね?その辺はまたボチボチとリサーチせねばって思ってるんですが。

ホテイアオイに関しては、他の浮き草に比べて窒素系の吸収が多いようで、金魚水槽などには夏場はかなり効果ありですもんね!?キンギョモ(マツモ)もこれはこれで吸収能力が高く、ウチでは小型水槽にフロッグピットorサルビニア+マツモといった組み合わせで使っています。このコンビネーションがかなりいい感じでして光を浮き草に遮断されてもマツモは低光量でも十分育ってくれます。そして肝心な水質は常に良好をキープしてくれるし。

夏場に異常繁殖するホテイアオイやウォーターレタス・・・淀川では河川を覆いつくす勢いで報道されて悪者ですが、これを畑の肥やしにしたら、また水質汚染のある池や川に移植できれば・・・。使い方次第でかなりの人気者になると思うのですが・・・。漁師さんや河川清掃の人にしてみれば、やっぱり悪者なんでしょうね。(^^ゞ
by たかあき (2009-12-17 01:04) 

dora

こんにちは(^-^*)/

毎回、為になるお話感謝です!
ディスカス水槽に緑を入れたくて考えていたんですよ~
ウォータースプライトじゃ細か過ぎるし…
と思っていたんです♪

ネグロウォーターファンですか!?
調べたら確かに良さそうですね~

見つけたら買ってみます♪
by dora (2009-12-17 12:33) 

たかあき

doraさん

ウォーターファンはディスカスの繁殖や稚魚育成の時の水質浄化に重宝してずっと使ってたんですが、増えすぎて人にあげたり捨てたりしてたら気がつけばなくなってしまいました。(^^ゞ この浮き草は葉の部分は適度に柔らかくてディスカスが食べたりしますので、野菜代りにもなって本当にいいですよ!(^_-)

ただ普通のショップには全くといってよいほど入荷しません。水草専門店でもかなりマニアックな店じゃないとおいてないので探すのは大変かも!? チャームなら置いていると思いますけどね~ あと若干大きくなりすぎるのも事実で放置すると40cm級の大株になって根も水槽の底でトグロを巻くように水槽中ウォーターファンになっちゃいます。(^^ゞ
by たかあき (2009-12-17 12:56) 

海馬

たかあきさん
こんばんは。

驚きました!初耳でしたから。
確かに悪者になるかどうかなんて使い方で変わりますからね。
以前農業の方が、一風変わった養殖をされているのを見たことがありました。
鴨を飼っているスノコの下には浮き草の漂う池があって、そこにウナギが養殖されているんです。
鴨の糞が浮き草の肥やしになり、ウナギの糞も肥やしになり、伸びた浮き草は鴨が食べるというサイクリックになっていました。
素晴らしいと思いました。
ホテイアオイは私は好きなんです。あの形、可愛いと思うのは私だけでしょうか。o(*^^*)o

ところで「溶存酸素量」がらみでお聞きしたいんですが、水槽の中のエアストーンの位置についてどう思われますか?
エアの目的は酸素を水の中に取り込むためですが、溶け込んだ酸素ってどんんな風に水槽の水の中を移動してるんでしょう。
拡散してるって考えていいんでしょうか?

これが空気中なら、空気の平均分子量は28.5で、酸素は32ですから酸素の方が重いわけですが、だからといってドンヨリ底に沈んでるわけじゃないですもんね。例えば6畳の部屋の中に1モルの酸素の入った袋を開放したとして、それがどうなるかっていったら部屋中に拡散していきますよね。決して床付近に沈むこともなく。
部屋の隅っこに行ったらそこだけ酸素がなくて死んじゃうってことないですから、隅々まで拡散していますよね。

でもこれは空気中のことで水の中ではどうなんだろう?って思ったんです。
広い水槽の片隅でエアストーンをブクブクいわせたとしたら、そこからでた酸素はまんべんなく全体に行き渡るんでしょうか?

というのは今回水槽の中のエアストーンの位置を変更したんです。
以前は底に置いていたんですが、エイがその場所からストーンを移動させて、毎朝場所が変わっているんです。
ある日夜中のうちにストーンを水槽のチューブを入れる穴の真下まで持っていったらしく、朝起きたらそこから床に水が溢れてまして。それで水槽の中層あたりに真ん丸いエアストーンをぶら下げることにしたんです。

今までは底から吹き上げていたエアのブクブクが今は中層付近からになったので、ちゃんと底まで酸素が行き渡ってるかな?と思ったんです。
気体が水に溶解するしくみってどんな感じなんでしょう?

また質問ぜめになってしまいました。
しかも化学っぽくなってしまって・・、すみません。
今のところ水流に乗ってれば取りあえず全体に行き渡るかなと思ってそのようにしてますが。
エイは大量のエアが必要なので、ブロワで6個のストーンにつないでブクブクさせてます。これがぶら下がってる様子は、ボンボリみたいで可愛いです。o(*^^*)o

by 海馬 (2009-12-20 00:59) 

たかあき

海馬さん

う~ん。これまた私の苦手な化学の問題ですね。(^^ゞ ぶっちゃけ回答として「問題ないでしょう。」って感じです。 水槽内には「よどみ」ができるのは当然でしょうが、それでもポンプも回っていますし、エアレーションでこれまた対流もありますし。(化学的には対流ではないですね) 何にしても流れがあるので、宇宙船や潜水艦のように末端部分での酸素量の低下は深刻ではないように思います。 それより水温での溶存酸素量の増減の方が話は深刻かな?水槽では。

ちょっと話は違いますが、水草水槽での二酸化炭素の実験データとして、ADAなどが行った実験では、水草の光合成を促進する炭酸ガスの添加量と添加場所(今回のエアーストーンの上下差と同じ)でそれぞれの水中の二酸化炭素量をテストしたところ、水面付近と中央、底面の3点で添加を行ったところ、水面ギリギリであれば若干二酸化炭素量が低下したものの、中央や底面ではほぼ同じであったそうです。

私も添加場所を色々検討していた時があったのですが(水草をやってる人は誰もが一度は考える設置場所ですが)このデータを知ってから、特に添加位置を考えることがなくなりました。 今回の質問とは若干話は違いますが、これらのことからも曝気位置はそれほど心配しなくても・・・って思うのですが如何でしょ?
by たかあき (2009-12-20 12:39) 

海馬

たかあきさん
こんばんは。

苦手な化学を考えていただいて、ありがとうございます。<(_ _*)>
私は国語が嫌いです。あの評論文を見ると寒気してました。(・・;)
それを今考えるようなものですもんね。
でもたかあきさんに質問すると必ず光明が射すんです。これからも聞いちゃうと思いますが、よろしくお願いします。

ところで、なるほど!その通りですよね。
水槽内で水が留まっていることはないですもんね。
「よどみ」もあるでしょうが若干に過ぎないでしょうから、対流しているかぎり底にも酸素は行き届いていると考えるのが普通ですよね。
安心しました。
今日のブログのようにぶら下げているんですが、これで様子をみてみます。

温度と溶存酸素量の方が確かに大事ですよね。
温度が上がれば気体の溶解度も下がりますから。
真夏は水温の上昇で溶存酸素量が減って、バクテリアが死なないかって心配しました。
そのバクテリアですが、一体何度くらいまでは耐性あるのでしょうか。
今「はむ」の回復までは水温を上げて29度にしているんですが、真夏は31度になってますから心配です。

ADAの二酸化炭素の実験は興味あります。
二酸化炭素を酸素に置き換えれば、中層も底部も同じ酸素量ということになりますよね。
二酸化炭素の分子量は44、酸素は32ですから二酸化炭素の方が重いので、その重い二酸化炭素がこれだけ水流に乗って対流して拡散してるということは、酸素なら確実に拡散してるはずですよね。
こういう実験をしている方もいるんですね。私ももっと勉強しなくっちゃ。
エアの位置も上層はやめて、中層から底部にかけての位置ならOKということですね。
勉強になりました。
また1つ賢くなれました。
ありがとうございます。<(_ _*)>
酸素量を自分で計測できたらいいんですが、目に見えない世界なので新しいことをするときはおっかなびっくりです。
by 海馬 (2009-12-20 21:52) 

たかあき

海馬さん

基本的に30℃を目安にこれより高いとバクテリアの活性は低下し死滅していくと言われていますけど、硝化菌の種類によっては1週間程度なら40℃でも生きてちゃんと硝化しますし、45℃でも活性がかなり低下する(辛うじて生きてるだけ?)ですが大丈夫みたいですよ。 でもまぁ~一般的に活性が一番いいのは水槽環境では(熱帯魚飼育の環境では)24~27℃みたいですけどね。 なので29℃でも31℃でも大丈夫でしょうね。またバクテリアも生き物ですので、徐々にであれば耐性というか・・・。その水温に耐えれて、その水温で活動を得意とするものに移り変わっていきますからね。


苦手な化学・・・。そうですね。苦手ですね~計算とか!国語も苦手です。英語も数学も・・・。学生時代はちゃんと勉強していなかったので全教科苦手?(^^ゞ それでも熱帯魚飼育に最低限必要なものは何となく覚えてるような覚えてないような!? なので回答に期待しないでくださいね。回答=正解ではありません! すべて私の戯言ですので。(^_-)
by たかあき (2009-12-21 11:24) 

海馬

たかあきさん
こんばんは。

バクテリアも緩やかな変化なら環境に順応していくんですね。
29度くらいなら、まあ元気に活動してくれる許容範囲でしょうね。
電気代がちょっと辛いですが・・・。

いえいえとんでもない。
飼育経験と知識の両輪が揃っていないと、実際には使えないですから。
化学的に色々お聞きしてますが、私は経験が浅くてまだまだです。
納豆菌やラクトフェリン教えていただいたおかげで、回復してきました。
たかあきさんのおかげです。
はむ共々感謝しています。<(_ _*)>

こうして一緒に考えていただける方がいて、本当に心強いです。
例え今答えが見つからなかったとしても、考えを出し合う中で新しい発見があったり、ひょんなところから回答が導き出せたり。
それに何と言っても楽しいんです。♪
信じてますよ、これからも。
それにたかあきさんには神様が降臨されましすね。o(*^^*)o

by 海馬 (2009-12-21 18:21) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。